New contribution form
スポンサードリンク
Experiment
RES
<「力学」と「解析力学」の違いについての質問 2008/01/26>
図書館で力学の本を探していると、タイトルに「力学」と書かれたものと「解析力学」と書かれたものを見かけます。しかし実際に本の中を見てみると、内容としてはどちらにも共通する部分が多いように思います。
これら「力学」と「解析力学」には理論や実際の応用等においてどのような違いがあるのですか?
よろしければ教えていただけませんか?
図書館で力学の本を探していると、タイトルに「力学」と書かれたものと「解析力学」と書かれたものを見かけます。しかし実際に本の中を見てみると、内容としてはどちらにも共通する部分が多いように思います。
これら「力学」と「解析力学」には理論や実際の応用等においてどのような違いがあるのですか?
よろしければ教えていただけませんか?
はぎわら
<「力学」と「解析力学」の違いについての質問 2008/01/29>
授業の中で、運動方程式を、接線方向と法線方向に分けるということをやりました。このような展開が解析力学の第一歩と思えばいいでしょう。
単純な質点の運動の場合を除く現実の力学系では、まともに質点系や剛体の力学を適用し、(連立)運動方程式を立てたとしても、計算や表式が複雑になり過ぎて、見通しが立たなくなることが通例です(その片鱗は、二体問題の場合に既に表れていますね)。しかし、我々の興味の対象となる多くの系においては、束縛条件がつよくかかっていて、実際に起こる運動はそれほど複雑でないことが多いのです。そのようなときに、運動方程式の立て方を変えて、計算や見通しを容易にすることができる、、その処方を一般化したものが解析力学です。
(運動の自由度に合わせた)一般化座標を導入することで、自由度fの個数だけの連立2階微分Newton方程式を、2f個の1階微分方程式の形に変換することができます。これが、ラグランジュの運動方程式と呼ばれるもので、多体系の解析や、ロボット工学などの機構の解析において頻繁に用いられています。
さらに、ラグランジアンから一般化運動量を定め、座標と運動量のルジャンドル変換によって、ハミルトンの正準方程式と呼ばれる形が得られます。ハミルトン形式は、量子力学の表現とマッチするので、物質を研究する分野の基礎的知識になります。
このように、「解析力学」は「Newton形式の力学」を数学表現的に発展させたものです。「力学」は、それらを包括する一般の学問名称ですが、教科書のタイトルとしては、Newton力学に近い意味で使われることも多いようです。
授業の中で、運動方程式を、接線方向と法線方向に分けるということをやりました。このような展開が解析力学の第一歩と思えばいいでしょう。
単純な質点の運動の場合を除く現実の力学系では、まともに質点系や剛体の力学を適用し、(連立)運動方程式を立てたとしても、計算や表式が複雑になり過ぎて、見通しが立たなくなることが通例です(その片鱗は、二体問題の場合に既に表れていますね)。しかし、我々の興味の対象となる多くの系においては、束縛条件がつよくかかっていて、実際に起こる運動はそれほど複雑でないことが多いのです。そのようなときに、運動方程式の立て方を変えて、計算や見通しを容易にすることができる、、その処方を一般化したものが解析力学です。
(運動の自由度に合わせた)一般化座標を導入することで、自由度fの個数だけの連立2階微分Newton方程式を、2f個の1階微分方程式の形に変換することができます。これが、ラグランジュの運動方程式と呼ばれるもので、多体系の解析や、ロボット工学などの機構の解析において頻繁に用いられています。
さらに、ラグランジアンから一般化運動量を定め、座標と運動量のルジャンドル変換によって、ハミルトンの正準方程式と呼ばれる形が得られます。ハミルトン形式は、量子力学の表現とマッチするので、物質を研究する分野の基礎的知識になります。
このように、「解析力学」は「Newton形式の力学」を数学表現的に発展させたものです。「力学」は、それらを包括する一般の学問名称ですが、教科書のタイトルとしては、Newton力学に近い意味で使われることも多いようです。
Experiment
RES
一年の者です。
「二体問題の一体問題化」のうち、「内部相対運動」に関して質問があります。
ある2質点m1,m2があり、それらの原点Oからの位置ベクトルをそれぞれr1,r2とするとき、
D = r1 - r2
を満たす相対変位ベクトルDが導入されています。このベクトルDは、もともと2つの位置ベクトルr1,r2を用いて表されている2質点の運動の様子(位置、2回微分すれば加速度)を、2質点の位置関係を保ったまま1つの位置ベクトル(1つの時間関数)として表現するために導入されるのでしょうか?
相対変位ベクトルDを導入する理由を教えていただけませんか?
よろしくお願いします。
「二体問題の一体問題化」のうち、「内部相対運動」に関して質問があります。
ある2質点m1,m2があり、それらの原点Oからの位置ベクトルをそれぞれr1,r2とするとき、
D = r1 - r2
を満たす相対変位ベクトルDが導入されています。このベクトルDは、もともと2つの位置ベクトルr1,r2を用いて表されている2質点の運動の様子(位置、2回微分すれば加速度)を、2質点の位置関係を保ったまま1つの位置ベクトル(1つの時間関数)として表現するために導入されるのでしょうか?
相対変位ベクトルDを導入する理由を教えていただけませんか?
よろしくお願いします。
はぎわら
一般論としてのご質問ですね。
>2質点の位置関係を保ったまま1つの位置ベクトル(1つの時間関
>数)として表現するために導入されるのでしょうか?
「位置関係を保ったまま」という表現の意味が不明ですが、運動方程式の未知関数を一つにまとめるための操作であるというのはそのとおりです。
相対変位ベクトルDを導入する理由は、(表題にもあげられているとおりに)二体問題の数学的表現を、数学的に一体問題と同様の形に書き換えることで、運動方程式の解の形やら、軌道の対称性やら、保存則やらの規則性や推察が、中心力場における1質点の運動の場合と同様となることを明らかにし、活用するために行われると言っていいでしょう。
二体の相互作用ポテンシャルの関数形を、一体問題のポテンシャルのように見なしてしまい、その一体の運動が解けているなら、対応する二体の運動も自ずと解けている、、こういう扱いができるわけです。もちろん、いったん解けてしまえば、Dで表した運動の表現を、二質点それぞれの運動に戻して表現することは容易にできます。
>2質点の位置関係を保ったまま1つの位置ベクトル(1つの時間関
>数)として表現するために導入されるのでしょうか?
「位置関係を保ったまま」という表現の意味が不明ですが、運動方程式の未知関数を一つにまとめるための操作であるというのはそのとおりです。
相対変位ベクトルDを導入する理由は、(表題にもあげられているとおりに)二体問題の数学的表現を、数学的に一体問題と同様の形に書き換えることで、運動方程式の解の形やら、軌道の対称性やら、保存則やらの規則性や推察が、中心力場における1質点の運動の場合と同様となることを明らかにし、活用するために行われると言っていいでしょう。
二体の相互作用ポテンシャルの関数形を、一体問題のポテンシャルのように見なしてしまい、その一体の運動が解けているなら、対応する二体の運動も自ずと解けている、、こういう扱いができるわけです。もちろん、いったん解けてしまえば、Dで表した運動の表現を、二質点それぞれの運動に戻して表現することは容易にできます。
たていす
1年です。関連した質問だと思うので同ツリーに書かせて頂きます。
>Dで表した運動の表現を、二質点それぞれの運動に戻して表現することは容易にできます。
とありますが、元々二質点それぞれについて1つずつ運動方程式があったものをまとめて1つの運動方程式にしたのだから、関係式(束縛条件?)が1つ抜け落ちてしまい元の二質点の運動には戻せないように直感的に思います。たとえば↑G(t)(重心運動)と↑D(t)の2つの式から↑r_1(t)と↑r_2(t)に戻せるというのは理解できたのですが↑D(t)だけからでも二質点の運動は読み取れるのでしょうか。それとも↑G(t)は座標系の設定のしかたによって変わる量であり二体の運動の本質ではなく、↑D(t)が分かれば十分というようなことなのでしょうか。
>Dで表した運動の表現を、二質点それぞれの運動に戻して表現することは容易にできます。
とありますが、元々二質点それぞれについて1つずつ運動方程式があったものをまとめて1つの運動方程式にしたのだから、関係式(束縛条件?)が1つ抜け落ちてしまい元の二質点の運動には戻せないように直感的に思います。たとえば↑G(t)(重心運動)と↑D(t)の2つの式から↑r_1(t)と↑r_2(t)に戻せるというのは理解できたのですが↑D(t)だけからでも二質点の運動は読み取れるのでしょうか。それとも↑G(t)は座標系の設定のしかたによって変わる量であり二体の運動の本質ではなく、↑D(t)が分かれば十分というようなことなのでしょうか。
はぎわら
>まとめて1つの運動方程式にしたのだから、関係式(束縛条件
>?)が1つ抜け落ちてしまい元の二質点の運動には戻せないよ
>うに直感的に思います。
二体問題の一体問題化というのは、2つの関係式を1つに減らしてしまうのではなくて、r1(t)とr2(t)に関する2つの方程式を、G(t)とD(t)の2つの方程式に分け直すという意味です。(あるいは、、(r1+r2)型と(r1-r2)型に分け直すという言い方もできる.)
孤立2体系の場合は、相互作用の力が共通パラメータとなり、r1とr2の運動はもともと独立ではないため、このような扱いが可能になります。
ただし、重心運動は等速直線運動となることが自明なので、G(t)に関する方程式を解く手続きは実際には不要です。この意味で、二体問題を解くということは、D(t)に関する方程式一つを解くことに帰着すると言ってもかまわないのです。解としても、D(t)だけを表せば十分であり、必要があれば、初期条件によって決まる重心運動を考慮に入れて、各質点の運動に戻すことは容易にできるという意味です。
>?)が1つ抜け落ちてしまい元の二質点の運動には戻せないよ
>うに直感的に思います。
二体問題の一体問題化というのは、2つの関係式を1つに減らしてしまうのではなくて、r1(t)とr2(t)に関する2つの方程式を、G(t)とD(t)の2つの方程式に分け直すという意味です。(あるいは、、(r1+r2)型と(r1-r2)型に分け直すという言い方もできる.)
孤立2体系の場合は、相互作用の力が共通パラメータとなり、r1とr2の運動はもともと独立ではないため、このような扱いが可能になります。
ただし、重心運動は等速直線運動となることが自明なので、G(t)に関する方程式を解く手続きは実際には不要です。この意味で、二体問題を解くということは、D(t)に関する方程式一つを解くことに帰着すると言ってもかまわないのです。解としても、D(t)だけを表せば十分であり、必要があれば、初期条件によって決まる重心運動を考慮に入れて、各質点の運動に戻すことは容易にできるという意味です。
はぎわら
RES
<レポート課題の表現訂正 2007/12/28 21:02>
先に配布した「2007年度レポート課題」の問題文に、説明不足の個所がありました。以下のように訂正して読んで下さい。
-問題-
(4) 十分離れたmとMに近づきあう初速を与えたとき、(3)の条件の下に、やがてmとMは離れ去っていく。このような2質点の運動の様子を、衝突の問題と見なして、それぞれの衝突前後の速度に関して成り立つ関係式を導け。
(6) 以上は、完全弾性衝突の一つのモデルになっている。このモデルとの対比を考えて、完全非弾性衝突がどのような違いや特徴をもっているか考察せよ。
先に配布した「2007年度レポート課題」の問題文に、説明不足の個所がありました。以下のように訂正して読んで下さい。
-問題-
(4) 十分離れたmとMに近づきあう初速を与えたとき、(3)の条件の下に、やがてmとMは離れ去っていく。このような2質点の運動の様子を、衝突の問題と見なして、それぞれの衝突前後の速度に関して成り立つ関係式を導け。
(6) 以上は、完全弾性衝突の一つのモデルになっている。このモデルとの対比を考えて、完全非弾性衝突がどのような違いや特徴をもっているか考察せよ。
はぎわら
RES
利用上の注意と、基本方針について記します。
書き込む際の投稿者名は、実名でも、任意ハンドル名でも結構ですが、できるだけ毎回同じ投稿者名を使って下さい。内容本文の出だしでは、学年(必要に応じて所属)を明示して下さい。
受け付ける内容は、授業科目「力学(Pa)」、あるいは物理学一般に関連する、(素朴な)疑問・悩みなどを主とします。単に「〇〇の解き方が分かりません.」のような漠然とした質問には答えにくいので、疑問のポイントを明確にして下さい。自分なりに考えた段階のことを書くのが望ましいです。
ある人の質問やそれに続くやりとりに対して、別の人がコメントをつけることは禁止しませんが、本来のやりとりの流れを妨害しないように節度を守って下さい。
本掲示板の主旨に照らして、内容あるいは表現が不適切と思われる書き込みは、断りなく削除します。必要に応じて、管理者は、投稿者が利用したネット上のホストアドレスを参照いたします。
書き込む際の投稿者名は、実名でも、任意ハンドル名でも結構ですが、できるだけ毎回同じ投稿者名を使って下さい。内容本文の出だしでは、学年(必要に応じて所属)を明示して下さい。
受け付ける内容は、授業科目「力学(Pa)」、あるいは物理学一般に関連する、(素朴な)疑問・悩みなどを主とします。単に「〇〇の解き方が分かりません.」のような漠然とした質問には答えにくいので、疑問のポイントを明確にして下さい。自分なりに考えた段階のことを書くのが望ましいです。
ある人の質問やそれに続くやりとりに対して、別の人がコメントをつけることは禁止しませんが、本来のやりとりの流れを妨害しないように節度を守って下さい。
本掲示板の主旨に照らして、内容あるいは表現が不適切と思われる書き込みは、断りなく削除します。必要に応じて、管理者は、投稿者が利用したネット上のホストアドレスを参照いたします。
スポンサードリンク